Less is Moreとは、20世紀に活躍したドイツ出身の建築家、ミース・ファン・デル・ローエが残した言葉で、シンプルなデザインを追求することより美しく豊かな空間が生まれるという彼の建築哲学を表しています。
現在住宅業界で常識とされている「価値のある家」とはLess is Moreの考え方の真逆にあります。 標準仕様、オプション仕様、あれもつけて、これもつけて、せっかく付けた設備も10年経てば壊れて…。デコレーションすればするほど家の寿命は短くなるものです。
シンプルノートが推奨するレス・イズ・モアの考え方においては、それが本当に必要なものかを的確に見極め、本当は必要ではない余計なものは足さない、軒・窓や扉の枠・廊下といった今まで当たり前にあるものとされてきたものもそぎ落とします。
その結果、「より美しく、より安く、より快適な」家が生まれます。
SIMPLE NOTE 5つの特長
SIMPLE NOTEでは、これまでの住宅業界で共存不可能とされていた5つの問題を共存可能とします。
こちらでは、その「5つの共存」をご紹介いたします。
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01.カッコイイ ≠ 住みにくい
見た目のデザイン性に優れたカッコイイ家=住みにくいとは一般的によく言われくことです。
カッコイイ家を作ることが得意なデザイナー建築士のエゴで、「誰の為?」「何のため?」家を建てる本来の目的を忘れ、家族にとってとても住みにくい家が作られてしまうということが不幸にもよくあります。SIMPLE NOTEでは、カッコイイと住みやすさの共存をご提供します。
SIMPLE NOTEのデザインの特徴は従来の家に比べて視覚的要素を極限まで排除したシンプルなデザインです。
これは、デザインありきで生み出されたものではなく、快適に住む為に突き詰められた結果として生み出されたもので、いわば機能美といえる美しさです。 -
02.デザイナーズ住宅 ≠ 高い
「この家、デザインは素敵。でも高そう。」
家づくりを始めた方がよく遭遇する場面ではないでしょうか。一般的にデザイン住宅が高いのは、建築家が作品作りに夢中になり、過剰な装飾、過剰な設計を加えていくからです。相対してSIMPLE NOTEには、一般の家に当たり前のようにあるものがありません。
例えば廊下。廊下がいらない間取りを作ることができれば、部屋と部屋を繋ぐためだけに、建築資材や貴重なスペースを費やす必要はありません。
質を落とさずコストを落とす。その為に無駄を省く。それがSIMPLE NOTEの考え方です。 -
03.解放感 ≠ 外からの視線
「南側に大きな窓を付けたリビングを配置し、心地よい日光や風を受け健やかに暮らしたい。」家づくりを進めていく人の多くが望むところでしょう。
でも、実際にそのような家に住んでみたらどうでしょう。その「大きな窓」の向こうには、道路や隣家があります。外からの視線が気になり一日の大半、リビングの大きな窓はカーテンで閉ざされているはずです。SIMPLE NOTEでは開放感の代償として生じる外からの視線、その問題を解決します。外からの視線にさらされる道路側や隣家側にむやみに大きな窓は作りません。
では、開放感の無い家になるのでは?と思われるかもしれませんが、全くそうはならない仕組みをご提案します。 -
04.子育て ≠ 散らかる
「これまでは狭い賃貸住宅でなかなかできなかったけど、マイホームを建てたら絶対に収納ばっちり、スッキリしたお部屋にするぞ!」と思い描く人が多いでしょう。
でも現実は、テーブルの上には子供の学校のプリント、椅子には子供の服、床には子供のランドセルやおもちゃ。
あれ?思っていたのと違う…。子育ては散らかるとあきらめてはいけません。どうしても散らかってしまうという問題はSIMPLE NOTEの間取りで解決できます。
SIMPLE NOTEの間取りの特徴は、なによりもシンプルな生活動線です。子供部屋をリビングの周辺に置くことで、子供のものを子供部屋にしっかり収納し、パンドリーや土間収納もリビング周辺にあるため、リビングはいつもスッキリできれいです。片づけは、なにより「片づけやすい間取り」が大事です。 -
05.日当たりの悪い土地 ≠ 暗い
希望の土地は、小学校・スーパー・バス停・駅・公園が近くで、それなりの広さがあって、日当たり良好で、それであって価格が安くて…。
条件が良くて価格が安い土地というものは基本的には存在しません。条件が良くなるほど土地の価格は高くなるものです。特に長崎県は他県に比べて平地が少なく土地探しに苦慮するところです。
予算に限りがある以上、どこかを妥協しないとマイホーム計画は進まないことになるでしょう。でもその中で例えば日当たりに関しては、SIMPLE NOTEの家づくりにおいては、南向きの土地は必ずしもこだわる必要はありません。
先に述べた一日の大半カーテンを閉めた南向きの窓からではなく、家全体で光を取り入れる設計(太陽は南ではなく上にあります)を行うことで、土地は南向きである必要がなくなります。